Web表示スピード研究会

2021年 EC売上TOP200サイトのコアウェブバイタル完全データ公開!

今年6月16日よりロールアウトがはじまったGoogleのページエキスペリエンスアップデート、通称コアウェブバイタル指標のSEOへの実行がはじまりました。

WEB表示スピード研究会では、SpeedCurveに新たに追加された3つの指標LCP/FID/CLSなどの分析を恒例のEC200サイトの調査とともに、全データを追加掲載することにしました。

この内容は、先のネットショップ担当者フォーラムに詳しく記載してますが、傾向として

・速いWEBサイトは、コアウェブバイタルの指標はいい。

・オールグリーン(3つの指標で「良好」)を得るには、かなりハードルは高い。小手先の解決は難しい

・コアウェブバイタル」は「Webサイトの顧客体験指標」のため、ごまかしが効かない

などが大きな特徴です。すでに緩やかに影響が現れていますので、今後の動向を注視してみてください。

本掲載データにおけるCoreWebVitalsの基準値について

本掲載データにおけるCoreWebVitalsの基準値は、Google社情報「ウェブに関する主な指標レポート低速なサイトを修正してユーザー エクスペリエンスを改善する」に準拠した形で、WEB表示スピード研究会が独自に計測、集計してる計測データとして公開しています。

計測指標Good
(良好)
Needs Improvement(要改善)Poor
(不良・低速)
LCP2.5 秒以下4 秒以下4 秒を超える
TBT(※FIDの代替指標)300 ミリ秒以下600 ミリ秒以下600 ミリ秒を超える
CLS0.1 以下0.25 以下0.25 を超える

尚、今回のランキングは、SpeedIndex(※)という表示スピードの指標を元にランキングしています。
※SpeedCurveでは独自の秒数の計算(1/1000)で表しています。

オールグリーンは200サイト中、わずか19サイトのみ!

EC売上TOP200サイトのCoreWebVitalsデータ(表示スピード1位~200位順)

EC200_2020_full

※各サイトの各メトリック、約60をのデータを用意していますので、資料ご希望の方はお問合せください。

 CoreWebVitals計測・対策のご相談はこちら
本データに関するご質問、ご意見、お問い合わせはこちらからお願いいたします。

関連記事

ネットショップ担当者フォーラムに詳細記事が掲載されています。

(2021年6月2日掲載)

2021年、EC売上TOP200サイトの表示スピード状況とGoogleのUX重要指標「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」対策

本計測について

従来の一般的な計測ではアイドルタイムと呼ばれる、購入客が少ない午後の時間に計測されることが多く、朝、昼、夜のピークタイムや、土日の計測がほとんどされていませんでした。例えば、メルマガやLINEなどでキャンペーン情報を送った時にサイトがどんな状態になるのかを、ほとんどのEC事業者が知らないのが現状です。

今回の調査では売れている時間帯のコンディションを把握するために、12:30、18:30、22:30の1日3回、比較的高負荷の時間で実施しました。1サイトにつきトップページ、リストページ(カテゴリページ)、商品詳細ページの3つのURLを計測対象としました。

◆調査期間
2021年2月22日(月)12:30 〜 2021年3月8日(月)12:30までの14日間

◆調査対象
ECTOP200のサイト対象に関しては、2019年度のネット通販売上高、上位200社のECサイト(株式会社日本流通産業新聞社「ネット経済研究所」 [2020年版]ネット通販売上高ランキングTOP480データ)を参考としています。

◆調査範囲
1サイトにつき①トップページ、②リストページ(カテゴリページ)、③商品詳細ページの3つのURL(サイトの構成上、該当ページがなく測定できなかったサイトもあり、実際に計測したのは①195URL、②195URL、③195URLの計585URL。リストページと商品詳細ページが同一のため②③に同一ページで計測したのは3URL)。当該サイトURLは、検索エンジンによる検索結果から移動できるURLを用いた。

①トップページ、②リストページ(カテゴリページ)、③商品詳細ページ、それぞれの中央値(median)を平均したものをサイトの代表値とする。

※アスクルの2サイト(ASKUL、LOHACO)は別サイトとしてそれぞれ計測
※ゲオショップの2サイト(セカンドストリート、ゲオショップ)は別サイトとしてそれぞれ計測
※ログインや会員登録が必要、モール出店のみ、スマーフォン対応サイトがない場合などは計測対象から除外、EC TOP200企業サイトの内、外部から正常計測が確認出来た191サイトを本計測、分析の対象としています。

◆計測時間
12:30、18:30、22:30の1日3回

◆測定プロファイル
Apple iPhone X(4G LTE)

◆1回当たりの計測数
3 checks

◆計測回数
585URL × 1日3回 × 3checks × 1デバイス × 14日間 = 73,710回計測

◆エミュレート回線品質(4G LTE)
ダウンロード 11.7Mbps/アップロード 11.7Mbps/レイテンシー 70ms

サイト調査実施:監修/株式会社ドーモ  占部雅一 レポート/種村和豊  調査解析・村岡温子 畑山慎治 協力・WEB表示スピード研究会(インフラレッド加藤晋平、DNP近藤洋志)

※各サイトの各メトリック、約60をのデータを用意していますので、資料ご希望の方はお問合せください。

 CoreWebVitals計測・対策のご相談はこちら本データに関するご質問、ご意見、お問い合わせはこちらからお願いいたします。

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(2021年6月2日掲載)

2021年、EC売上TOP200サイトの表示スピード状況とGoogleのUX重要指標「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」対策

本計測について

従来の一般的な計測ではアイドルタイムと呼ばれる、購入客が少ない午後の時間に計測されることが多く、朝、昼、夜のピークタイムや、土日の計測がほとんどされていませんでした。例えば、メルマガやLINEなどでキャンペーン情報を送った時にサイトがどんな状態になるのかを、ほとんどのEC事業者が知らないのが現状です。

今回の調査では売れている時間帯のコンディションを把握するために、12:30、18:30、22:30の1日3回、比較的高負荷の時間で実施しました。1サイトにつきトップページ、リストページ(カテゴリページ)、商品詳細ページの3つのURLを計測対象としました。

◆調査期間
2021年2月22日(月)12:30 〜 2021年3月8日(月)12:30までの14日間

◆調査対象
ECTOP200のサイト対象に関しては、2019年度のネット通販売上高、上位200社のECサイト(株式会社日本流通産業新聞社「ネット経済研究所」 [2020年版]ネット通販売上高ランキングTOP480データ)を参考としています。

◆調査範囲
1サイトにつき①トップページ、②リストページ(カテゴリページ)、③商品詳細ページの3つのURL(サイトの構成上、該当ページがなく測定できなかったサイトもあり、実際に計測したのは①195URL、②195URL、③195URLの計585URL。リストページと商品詳細ページが同一のため②③に同一ページで計測したのは3URL)。当該サイトURLは、検索エンジンによる検索結果から移動できるURLを用いた。

①トップページ、②リストページ(カテゴリページ)、③商品詳細ページ、それぞれの中央値(median)を平均したものをサイトの代表値とする。

※アスクルの2サイト(ASKUL、LOHACO)は別サイトとしてそれぞれ計測
※ゲオショップの2サイト(セカンドストリート、ゲオショップ)は別サイトとしてそれぞれ計測
※ログインや会員登録が必要、モール出店のみ、スマーフォン対応サイトがない場合などは計測対象から除外、EC TOP200企業サイトの内、外部から正常計測が確認出来た191サイトを本計測、分析の対象としています。

◆計測時間
12:30、18:30、22:30の1日3回

◆測定プロファイル
Apple iPhone X(4G LTE)

◆1回当たりの計測数
3 checks

◆計測回数
585URL × 1日3回 × 3checks × 1デバイス × 14日間 = 73,710回計測

◆エミュレート回線品質(4G LTE)
ダウンロード 11.7Mbps/アップロード 11.7Mbps/レイテンシー 70ms

サイト調査実施:監修/株式会社ドーモ  占部雅一 レポート/種村和豊  調査解析・村岡温子 畑山慎治 協力・WEB表示スピード研究会(インフラレッド加藤晋平、DNP近藤洋志)

PSI、表示スピード、コアウエブバイタル INPの各対策については