Web表示スピード研究会

【WPO事例】コンバージョンアップ、売上げアップを実現した40のサイト 2008~2018

https://wpostats.com/
※各サマリーの詳細がリンクされています。ご参考にしてください。まとめ:(株)ドーモ

Sparkbox(Webスタジオ)では、パフォーマンス向上策とAMPページの実装で、オーガニックトラフィックでのコンバージョンレートを2.69%から5.57%に2倍以上に向上させることを実現しました。2018

Zalando(EC/アパレル)は、表示スピードを0.1秒ほど短縮させることで、売上を0.7%向上させることができました。2018    https://en.zalando.de/women-home/

Zalandoは、ドイツに本社を置く、アパレルのネット通販の会社です。ヨーロッパ最大級のオンラインファッションサイト「Zalando」を運営しています。動作者は、モバイルからのアクセスが増える中(現在75%がモバイルからのアクセス)、サイトの読み込み時間がかかっていることを問題に抱えていました。そこで、Java scriptの実行時間の削減や、SVGサイズの軽減などの最適化を図りました。その結果、サイトの表示速度を0.1秒改善させ、売上を0.7%向上させることができました。また、彼らは2018年上半期で20%の改善を目指していましたが、わずか5ヶ月で25%以上の改善を達成しました。そして、Googleの「Mobile Spead Leaderboards 」の中で、ファッションリテールの中で最も表示速度の早いモバイルサイトと評されました

Tokopedia(EC/総合モール)は、3G接続におけるレンダリング時間(表示スピード)を14秒から2秒に短縮させました。その結果、訪問ユーザー数が19%増加セッション数が35%増加新規ユーザーが7%増加アクティブユーザーが17%増加ユーザー1人当たりのセッション数が16%増加しました 2018

英MissGuided(EC/女性向けファッション販売)では、Androidユーザー向けのページで、BazaarVoice(カスタマーレビュー)を廃止することにしました。その結果、表示スピード(メディア=中央値)は4秒ほど改善し、収益は26%増えました 2018

UKのMissGuided(EC/女性向けファッション販売)は、サイトの表示速度改善について議論していました。ウェブフォントからプリロードフォントへ変えることなどで改善を図っていましたが、2017年夏にある実験を行いました。カスタマーレビューが、サイトのパフォーマンスを重くしている可能性に着目したのです。そこで、Androidユーザー向けのページでBazaarVoice(カスタマーレビュー)を削除し、販売にその影響がないか検証をしました。すると、10週目には収益がおよそ56%も伸びていました。これにより、同社はBazaarVoiceの利用を廃止することにしました。その結果、表示速度は4秒改善し、売上は26%増えました

EC/家具販売のZitmaxx Wonenは、表示スピードを3秒に短縮した結果、コンバージョン率は50.2%となり、モバイルサイトからの売上げは98.7%ほど増加しました 2017

オランダのZitmaxx Wonen(EC/家具販売)は、実店舗(オフライン)とオンラインを持つ有力な企業です。彼らは長い間、複数のチャネルで優れた顧客体験を提供することの重要性を理解してきました。今や51%の顧客はスマートフォンからアクセスしています。モバイルはオンラインとオフラインを繋ぐ架け橋と認識し、その表示速度と使いやすさを改善させるプロジェクトを始動させました。そして、表示速度こそ、Eコマースの顧客体験の中で重要と捉えました。そこで、ホスティングプロバイダーであるHipexと共にモバイルサイトを再構築したのです。その結果、表示速度を3秒に短縮させることに成功しました。この改善を伴い、モバイルサイトのコンバージョンレイトは50.2%となり、モバイルサイトからの売上も98.7%増加しました

COOK(EC/冷凍食品)は、平均ページロード時間を0.85秒短縮し、コンバージョン率を7%向上させました。また、直帰率は7%ほど低下、セッションあたりのページ数は10%増加しました。2017

Pinterestは、パフォーマンス改善のためにサイトのリニューアルをした結果、待機時間は40%短縮、SEO流入は15%増加、登録のコンバージョン率が15%増加しました。2017 https://www.pinterest.jp/

新しい英・FT.comのサイトでは、高速化させた結果、エンゲージメント率が30%増加しました。訪問者数が増えて、コンテンツの消費量が増えたことを表しています。 2016

英BBCでは、表示スピードの秒数が増えるごとに、10%のユーザーを失うことがわかりました。2017        https://www.bbc.com/news

Ancestory.com(EC/家系図サービス)では、レンダリングタイムを68%削減し、ページ容量を46%、読み込み時間を64%ほど削減した結果、コンバージョン数が7%ほど増加しました。2016   https://www.ancestry.com/

AliExpress(EC/総合通販)は、ページの表示スピードを36%ほど短縮した結果、新規の顧客受注は、10.5%増加、コンバージョン率は27%増加しました。2016

GoogleのDoubleClickの調査では、モバイルサイトの表示のために3秒を超えると、サイト訪問者の53%は離脱します。2016(※記事がなくなりました)

GoogleのDoubleClickの調査では、読み込みに5秒間かかるサイトと19秒かかるサイトを比較した場合、速いサイトでは平均セッションが70%長くなり、直帰率は35%ほど低くなり、広告の視認性は25%ほど向上しました。2016(※記事がなくなりました)

GoogleのDoubleClick調査では、5秒で表示されるモバイルサイトのメディアは、19秒で表示されるサイトよりも、モバイル広告収益において、2倍以上の売上げを得ることがわかりました。2016(※記事がなくなりました)

モバイルサービスのカナダMobifyの顧客では、ホームページの表示スピードが、1秒減らすたびに、コンバージョン率が1.11%ほど向上し、平均年間売上げは$ 376,789(約4220万円)増加しました。同様に、チェックアウトのページの読み込み速度が、1秒減るたびに、Mobifyの顧客はコンバージョンで1.55%向上し、平均年間売上げの増加は、$ 526147(約5900万円)となりました。2016   http://resources.mobify.com/2016-Q2-mobile-insights-benchmark-report.html

Optimizely(A/Bテスト)は、Telegraphに意図的な遅延を発生させた結果、4秒の遅延で11%減少、20秒の遅延で44%減少いう、ページビューの急落を発見しました。 2016

英イギリスのTrainline(交通・電車)は、ファンネル全体で遅延を0.3秒削減し、同社の利用顧客は年間で百万ポンド(約1億2900万円)の利用増となりました。2016 (※記事がなくなりました)      https://www.thetrainline.com/

英・Financial Timesでは、全ページに1秒の遅延を加えるテストをした結果、7日間でユーザー記事閲覧数が4.9%減少、また、3秒の遅延の結果では、7.2%の低下を確認しました。また、28日後の調査で、2.3秒の遅れが原因となり、エンゲージメントがともに低下することを発見しました。2016     https://www.ft.com/

Instagramは、コメント表示に必要なJSONの応答サイズを減らすことで、インプレッション数とユーザープロファイルのスクロールのインタラクション数を増やしました(メディアンで33%アップ、メインエンドポイントの95%パーセンタイルで50%アップ)。2016 https://www.instagram.com

Etam(EC/アパレル)はページの平均ロード時間を1.2秒から0.5秒に減らし、コンバージョンを20%、サイト滞在時間を21%、訪問あたりのページビューを28%増やしました.   2015   http://www.etam.com/

コンデナストのGQ(メンズ雑誌)では、表示スピードをを80%削減させた結果、トラフィックが80%ほど増加。サイト中央値(メディアン)も32%ほど増加しました。  2015

Etsy(EC/総合通販)は、モバイルページに160KBの画像を追加した結果、直帰率が12%増加しました。(※記事がなくなりました)  2014        https://www.etsy.com/jp/

Staples(EC/オフィス用品)では、平均ロード時間を1秒短縮し、98パーセンタイルのロード時間を6秒短縮しました。その結果、コンバージョン率は10%上昇しました。 2014     https://www.staples.com/

ウォルマート(EC/総合通販)は、表示スピードの​​1秒の改善で、コンバージョンを2%増加させました。また、収益は最大1%増加しました。2013

https://www.walmart.com/

Intuit(システム)では、ページのロードを15秒から2秒に減らし、7秒以上の短縮で、秒あたりのコンバージョンを3%改善、5秒以上の短縮で、秒あたりのコンバージョンを2%改善しました。2013(※記事がなくなりました)    https://www.intuit.com/

「オバマ・フォー・アメリカ」のサイトでは、パフォーマンスが60%向上させて結果、対応するコンバージョンは14%増加しました。2012(※記事がなくなりました)

Glasses Direct(EC/メガネ販売)は、ロード時間を1秒増えるごとに、コンバージョンが6.7%減少したことがわかりました。また、コンバージョンしなかったユーザーのロード時間は、コンバージョンしたユーザーの3〜4倍でした。2012(※記事がなくなりました)  https://www.glassesdirect.co.uk/

YouTubeは、90%の軽量化したページを導入し、東南アジア、南米、アフリカ、シベリアなど接続性の悪い地域でのトラフィックを大幅に増加させました。2012

TRAC Researchは、300社の企業調査で、1時間のダウンタイムで平均売上損失が21,000ドル(約256万円)であったことがわかりました。同じ企業群で、1時間のパフォーマンス低下による平均売上損失(ロード時間が4.4秒を超えると定義)は4,100ドル(約50万円)でした。ウェブサイトの減速は、停止よりも10倍多く発生しています。 2011   http://tracresearchgroup.com/

Edmunds(EC/クルマ販売)は、表示スピードを77%短縮し、ページビューが20%増加、直帰率が4%低下、広告のインプレションの不一致が3%減少しました。2011

AutoAnything(EC/カー用品)は、表示スピードを50%短縮し、売上を12〜13%増加させました。2010   https://www.autoanything.com/

Mozillaでは、ロード時間を2.2秒短縮し、ダウンロードのコンバージョンが15.4%増加 2010     https://www.mozilla.jp/

AOLのプレゼンテーションでは、表示スピードの上位10%のビジターが、下位10%のビジターよりも50%多いページを閲覧していることを明らかにしました。2009 (※記事がなくなりました)

Googleでは、0.4秒の遅延を経験したユーザーは、最初の3週間で0.44%の検索数が減り、2つ目の3週間では0.76%の検索数の減少となったと報告しています。2009

GoogleのDoubleClickからクライアントサイドのリダイレクトを削除すると、クリックスルー率が12%向上しました。 2011

Shopzilla(EC/総合通販)はロード時間を5秒短縮し、コンバージョン率が12%向上し、ページビューが25%増加、インフラ要求が50%削減されました。2009(※記事がなくなりました)    http://www.shopzilla.com/

Netflixは、GZipを有効にさせた後に、帯域幅の請求額が43%ほど減少しました。2008

Yahooはロード時間の改善で、0.4秒ごとにトラフィックを9%増加させました。2008

Googleでは、ページ表示が0.5秒増加すると、検索結果が25%減少する。2006

Bing(マイクロソフト)では、1秒の遅れは売上の2.8%の低下をもたらします。2秒では、4.3%低下します。2009(※記事がなくなりました)

アバディーングループは、1秒の遅れでページビューが11%少なくなり、顧客満足度が16%低下し、コンバージョンが7%減少したことが判明しました。2008  http://aboutus.aberdeen-asset.com/aboutus/

Amazon(EC/総合通販)発表。表示スピードが1秒増加するごとに売上1%減少2006 (※記事がなくなりました)

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@2018. A Tammy Everts and Tim Kadlec production.

資料まとめ:(株)ドーモ モバイルサービス部

PSI、表示スピード、コアウエブバイタル INPの各対策については